暴走書家

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『白香桜乱-2-』

 僕と彼女が暮らす家。
 そろそろ、本当に寒くなってきたと、暖房が入り始めた。
 彼女が元々寒さに強いので、暖房を入れる時期も遅いし、普通に服を着ている僕の前で、彼女は、やはり、厚手でないワンピースに薄いストッキングを履くか、素足のまま過ごしている。

 彼女の足を汚すわけにもいかないので、僕は、いつもフローリングの床を、綺麗にしている。
 そう、本当にちり一つさえ落ちていないように、僕の舌で舐め取るくらい綺麗に。
 実際は、掃除用具を使うのだけれども、その綺麗な床を、彼女が歩いて行ったその足跡の軌跡きせきを舌でなぞりたい気分だ。

 そして、これからの事は、僕達にとって、ある意味、恒例化した事だった。
 始めは、少し抵抗があった。
 けれども、やはり、彼女が望む事だからと、僕もそれに慣れていった。

 彼女の、知り合いの男性なのだと紹介された。
 名前までは知らない。
 それは知る必要がない事だといわれている。
 僕も、特に知りたいとは思わない。

 ただ、彼女が、僕以外で、『知り合い』として、親しくしている男性。
 それだけで十分だった。

 彼女と、その男性にうながされて、僕は、着ている服を全部脱いでいく。
 下着も全部。
 彼女と、その男性は、服を着たままだ。
 僕だけが、全裸ぜんら
 それだけで、僕のペニスは、反応のきざしを見せていた。
 『いけない子だね』そう男性に言われて、そのペニスを強く握られた。
 そこには、痛みしかないはずなのに、僕のペニスは、えるどころか、さらに硬度を増していった。

 彼女は、いつも通り、ロッキングチェアーに腰掛けて、そんな僕とその男性の事を、眺めている。
 それも、いつも変わらぬ、綺麗で柔らかな微笑み。
 彼女の視線が、僕に向けられている。

 その男性から、『ほら、いつものようにしてごらん』とその行為を促されて、男性のズボンのジッパーに口を寄せると、チャックに歯を立て、引き降ろしていった。
 そうして、その男性のペニスを下着の中から出し、口に含んでいく。
 同じ男性のペニスを咥える事など、考えた事もなかったし、初めの内は、若干の抵抗感と、そして実際慣れていないことから、上手く出来なかったが、その男性に教えられて、今は、かなり上達したと思う。

 それでも、彼女の親しい知り合いでなければ、同じ男性のペニスを咥える事など、僕には出来ないだろう。
 僕の口淫こういんを受けて、その男性のペニスも勃起してくる。
 それから、男性として、本来、その為の器官でない、僕のアナルは、幾ら興奮しても、濡れる事はない。

 男性に、口での奉仕を続けながら、僕は、自らのアナルに、初めてあった時に、その男性に渡されたジェルを用いて、指を挿入させ、ほぐしていった。
 その男性のペニスを受け入れられるように。
 準備が整うと、僕は、コンドームに手をかけ、それを、唇で覆うように男性のペニスに装着していく。

 僕には、大きな範囲で、手を使うことは、許されていない。
 勿論もちろん、始めから、それが出来たわけではないから、徐々に、手の両手にしたら10本の指の代わりに、唇で、舌で、歯で、行えるように仕込まれていった。

 全裸で、四つん這いのまま、彼女の方を向く。
 その男性は、後ろから、僕のアナルにペニスを挿入してくる。
 アナルがその男性のペニスによって、犯されている。
 そして、前からは、彼女のその視線によって犯されている。

 彼女に会うまでは、知らなかったその悦楽。
 性具として、ペニスを持たない、彼女が、代わりに用いられるものがあることは、彼女は知っているが、その道具を使う事は、彼女は好まない。
 やはり、生身の体温を持った実物を好むのだ。

 しかし、実際に感じるのは、彼女自身の体温ではなく、その男性の、コンドーム越しのペニスの熱のみ。
 その感触を、ただ、僕は、アナルを犯される事によって、感じている。
 その男性が、アナルを犯すことに慣れている事もあるのだろうし、何よりも、彼女の視線が向けられている事に、僕は、より興奮し、ペニスを勃起させている。

 男性が、ペニスを抽挿するスピードが増すのがわかる。
 僕の勃起して張り詰めたペニスも、先走りの液を垂らし始めている。
 手を使うことを許されていない今、僕は、そのペニスを自ら慰める事は出来ない。
 けれど、限界の瞬間ときは近付いている。

 彼女のその笑みに、より温かさが増したのと同時に、男性に、より深くアナルの奥を突かれて、僕は、射精していた。
 その男性も、コンドームの内側に精液を吐き出したようだった。
その体勢のまま  すなわち、僕のアナルが、その男性のペニスによって貫かれた状態  彼女が、こちらに向かって、歩を進めてくる。

 彼女が、僅かに付けている、香水が鼻腔びこうをくすぐる。
 彼女の、甘い、匂い。
 彼女は、僕を犯している、その男性に、口付けた。
 僕は、彼女の素足の親指の爪先つまさきに唇を落した。

 男性のペニスが、アナルから抜かれていく。
 コンドームを始末すると、『綺麗にするように』と、再び、ペニスを僕に咥えさせた。
 僕は、舌で舐めあげて、男性が望むようにしていく。
 そうして、男性は、再び、僕の口腔内で、精液を放った。
 僕は、教えられた通りに、その精液を、飲み下した。

 その一連の行為を終えると、男性は、『ではまた』そう言って、去っていった。
 彼女が、『ええ』とそれに対して答えている。

 僕と彼女、二人だけになった。
 僕のペニスは、彼女の香水を嗅いで再び、勃起し始めている。
 それを見て、彼女は、『仕方のない子ね。でも、特別に、許してあげるわ』そう言った。
 僕は、彼女の許しを得て、僕のペニスに指を這わせていく。
 自慰にふけりながら、彼女の視線を感じる。
 彼女に……全て見られている。
 そうして、程なくして、僕は、射精した。

 それを見届けて、彼女は、部屋から出て行った。
 『床を綺麗にしておくように』と言い残して。
 それと残ったのは、精液の匂いと、彼女の香水の匂い。

 直接は、ほぼ触れる事のない、彼女の身体からだ
 だからそれは、未知の世界だ。
 その想像と、彼女の残した香りの中で、僕の欲望は、より掻き立てられ、満たされている。

 そういえば、と。
 僕のペニスに布越しに触れた、彼女の足の感触を、思い出していた。


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